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夢と金2

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夢と金の続きです。

モナリザの値段

みなさんご存知「モナリザ」

小学校にレプリカが置いてありましたね。

さてこの「モナリザ」

一体いくらするのでしょうか??

結論から言うと・・・

「モナリザ」に価格はありません。

というより価格をつけられません。

すごい高そうなのに値段がついてないのはなぜ?

「モナリザ」は持っているだけで観光客が観にきて、お金をチャリンチャリンと落としてくれるので、売りに出されることがない。

なので価格がないのです。

売ってないので価格がないということですね!

「モナリザ」なぜ高いのか

さて、「モナリザ」に価値があるのはわかったと思いますが、それはなぜなのか?

結論から言うと

皆んなが知っているけど、誰も持っていない

からです。

ここで「モナリザ」の歴史を振り返ってみましょう!

モナリザは1503年〜1506年に誕生したとされています。

しかし、その価値が高まったのは400年後の1911年8月22日です。

なぜ誕生から400年もたってから価値が上がったのか?

それは、その日ルーブル美術館から「モナリザ」が

からです。

この窃盗事件のニュースは世界中を駆け巡り「モナリザ」は一躍 世界一有名な絵になったのです。

それ以降「モナリザ」の価値は

【モナリザ】=【80億人の認知】ー【たった1枚の絵】

になったのです。

世界中の人が知っているのに1枚しかない

だからモナリザは高いのです。

盗まれたことで価値が上がるなんて面白いねー

「モナリザ」の逆パターン

さて、「モナリザ」がもの凄い価値があるのは伝わったと思います!

次は「モナリザ」の価値が上がった理由の逆パターンを考えてみましょう

地方の伝統工芸品を売りに出すときに「知る人ぞ知る!」みたいな売り出し方をしている場合がありますが・・・

例えばその伝統工芸品が世界に5個しかないとします。

しかしその伝統工芸品を知っている人が5人しかいなかった場合

5−5=0

価値がゼロになってしまいます。

当然、価値が低いと高く売れないので、その伝統工芸品は「たくさん売らなきゃいけない(薄利多売)」というゲームに参加させられることになります。

人はついつい5個売っても儲からないから100個売ろうとなってしまいますが、「多売」の方向に進めるのは良くないです。

なぜなら商品の価値は、「認知度−普及度」で決まるからです。

「普及度」より「認知度」を上げる方に進んだ方が良いのです。

「この伝統工芸品はたくさんの人が知っているのに世界に5個しかない」を求めるべきで、「商品」を増やすのではなく「知っている人」を増やすべきなのです。

言い方を変えると

商品は5個しか用意してないのにたくさんの人に宣伝した方が良いのです。

これが「モナリザ」戦略だ!!

では現実で「モナリザ」のような戦略を使っている例えを見ていきます。

わかりやすい例で言うと「ルイヴィトン」です。

「ルイヴィトン」で買い物をしようと思ったら「ついで」はないはずです。

「ルイヴィトン」の財布を買いに行こうと思ったら、家を出てそのまま「ルイヴィトン」まで直行すると思います。

どこかに行った「ついで」で「ルイヴィトン」で買い物をする人はいないはずです。

それならば「ルイヴィトン」はデパートの7階や8階に店舗を構えてもよいはずではないでしょうか?

「ついで」買いする人がいないのだからわざわざ家賃が高い場所に店を構える必要はないはずです。

しかし、「ルイヴィトン」はデパートの1階に店を構えている場合がほとんどです。

さらには家賃が高そうな、人通りの多い交差点の一等地とかにある場合が多いです。

それはなぜ?

「ついで」で買いに行かないのに人通りの多い一等地に店を構えるのはなぜなのでしょうか?

想像してみればわかると思いますが、ああいう(ハイブランド)店はガラんとしていて店に入った途端に美人なスタッフが

「今日はどうなさいますか?」と話しかけてきそうな気がして気軽に店に入れないです。

「ふらっと立ち寄りました」とか言いづらいですからね。

もちろん「ルイヴィトン」からしたらそれで構わないのです。

いやむしろその方がいいのです。誰かが「ふらっと店に立ち寄らない」方がいいのです。

さらに言うなら「買えない」人が増えた方がいいのです。

なぜならこれが

「認知度」−「普及度」=「価値」

につながるからです。

人通りの多い一等地でたくさんの人が見るけどふらっと店に入る人はいない。

「認知度」だけが上がっている状態です。

その状態を作り出すために「ルイヴィトン」は高い家賃を払っているのです。

我らが西野さんは自分で書いた絵を売ろうとするときに宣伝をすることがあるそうです。

そのときたくさんある絵からどの絵を宣伝しているかわかりますか?

答えは「すでに売れてしまっている絵」です。

そのとき絵の値段が上がるのです。

結論

これで「モナリザ」がなぜ高いのかがわかったと思います。

「認知度」−「普及度」=「価値」

の値が最大級だからです。

ついでに「ルイヴィトン」が人通りが多い場所にある理由も分かりましたね!

なにかのビジネスや副業に活かせるといいですね!!

じゃあまた!